株式会社 斉吉商店
創業大正10年。気仙沼市を拠点に海の恵みを活かした商品作りを営んでいます。
主要製品の一つである「金のさんま」は気仙沼の郷土料理で地元ではさんまの佃煮と云われるものです。継ぎ足しで使い続けている「返したれ」で、骨まで軟らかく召し上がれるよう、ゆっくり鍋で炊いています。
この「返したれ」は3月11日震災の日に工場より社員が持ち出し、無事に私たちの手元に残りました。変わらぬ味をお届けします。
企業のお悩み

これまで女性社員の多くがパート勤務のまま定年を迎えており、「正社員への転換」や「キャリア形成の仕組み」が十分に整っていませんでした。
新たに正社員となった社員についても、リーダー像や成長の目標が明確でなく、社内にロールモデルが不足していることが課題です。
また、就業規則はしっかりと整備されているものの、経営理念やコンプライアンス、社員のウェルビーイングを十分に反映できていない不安があります。こうした背景から、今後は人材育成と制度整備を両立して進めていくことが重要と考えています。
アクションプラン

まずは「経営理念」や「理想のリーダー像」を言語化し、全社で共有することを目指し、就業規則や人事制度の見直しなど、社員のウェルビーイングとコンプライアンスを両立させた仕組みを整えます。
さらに、定期的なセミナーへの参加や人事制度に精通した専門家のアドバイスを活用し、社員が自らの目標を描きやすい環境を提供します。
新体制の経営陣が中心となり議論を重ねることで、組織のビジョンを明確化し、持続可能な人材育成と働きやすい職場づくりを着実に進めていきます。
支援を通じて感じたこと — 参加事業者・専門家の声

取り組みの中で経営理念の策定を進めました。
これまでにも経営理念はありましたが、時代に合わせて内容についてみんなで意見を出し合う過程に伴走頂きました。
毎年のように会社を取り巻く環境が変わる中で変えてよいこととそうではないことの整理整頓という意味でも有意義な時間になりました。
また経営理念は働く人にとって何を目指して会社は動いているのかという点について教えてくれるものにもなったと思います。ありがとうございました。

本取り組みでは、「斉吉らしさ」とは何かを対話を通じて見つめ直し、歴史と想いを言語化するプロセスをご一緒しました。
形となった経営理念は、皆様の価値観と志が凝縮された大切な指針です。
また、理念策定はゴールではなく新たな出発点。
今後、商品づくりや人材育成に一貫性をもって活かされ、さらなる発展へとつながっていくことを心より期待しております。



| 会社名 | 株式会社 斉吉商店 |
| 所在地 | 宮城県気仙沼市潮見町2丁目100-1 |
| 創業年 | 大正10年 会社設立:昭和35年12月 |
| 従業員数 | 20人(2025年1月) |
| 事業内容 | 加工食品製造販売・飲食店経営 |